
日本の結婚式では、参列者は男性はスーツ、女性は白以外のきちんとした服を着用するのが一般的ですが、タイの結婚式はどうなのでしょうか。
今回はタイの結婚式の服装に関するマナーをご紹介します。
1.服の準備をする前にドレスコードを確認!
タイの結婚式では新郎新婦がドレスコードを設けているのが一般的です。
ドレスコードは招待状に書かれていますので、忘れずにチェックしましょう。
ドレスコードは「Red & Gold」や「Navy Blue」など、色を指定する場合がほとんどですが、中には「Traditional Thai Style(伝統的なタイスタイル)」や「Modern Chinese(モダンな中華風)」など、テーマまで指定される難易度の高いものもあります。
ドレスコードを守っていなくても、入場拒否をされることはありませんが、1人だけ色が違うと浮きますので、極力守るように心がけるのがベストです。
2.タイの結婚式、一般的なスタイルはコレ!
ドレスコードの指定が無い場合は、男性はスーツに明るいカラーのネクタイ、女性は薄いピンク系やベージュ系などの明るい色のワンピースを選んでおけば無難なようです。
日本では参列する女性が白い服を着るのはタブーとされていますが、タイでは問題ありません。
田舎の方のレストランなどで行われる結婚式では、正装の参列者に混ざってシャツにジーンス、足元はスニーカーのようなスタイルで参列さる方もいるようですので、本人が気にしなければ基本的にはカジュアルなスタイルでも問題はないようです。
3.縁起の悪いNGカラーに注意!
前述のように、基本的には何をきていても問題視されないのですが、「黒」だけは絶対にNGです。
「黒」はタイでは死を意味する色で、お葬式に着る色なので縁起が良くないです。
女性の服装もそうですが、男性に関してもドレスコードの無い場合は明るめののグレー系のスーツを選び「黒」は避けるようです。
また、「赤」に関しても血を意味する色として縁起が悪いと言われる事があります。
しかしタイには中華系の方が多く、その方々からすると「赤」は縁起の良い色ですので、分からない場合は避けた方が無難ですが、あまり気にする事は無いでしょう。
日本では30代頃の結婚式となると参列した女性達が見事に黒被り…なんてこともありがちですが、タイの結婚式では黒を避け、出来るだけ明るい色で参列するのが望ましいようです。
今回はタイの結婚式での服装に関するマナーをご紹介しました。
日本と違い、ドレスコードの指定があるというのが少し面白いですね。
「コレをきていれば無難、浮かない」等の考えを持っている人は恐らく少ないので、特に若い女性達は服装だけでなくメイクやネイル、ヘアスタイルも、まるで自分が主役なのかというぐらい気合いを入れます。(結婚式だけでなく各種パーティーで常に気合いを入れています。)
もし何かの縁で、日本人としてタイの結婚式に参加する際は、浮かないようにめいいっぱいオシャレをして行った方が良いかもしれませんね!