タイのゴールド投資に関して

タイのゴールド投資は現物からオンライン中心に!

タイは自国通貨の信用性の問題や、金が豊富に取れたことからゴールド投資が積極的に行われた国として知られています。現物で家に保管するだけでなく、アクセサリーに加工して身につけるなど価値がある資産として扱われていたのです。
婚約や結婚に使われるアクセサリーもゴールド製が多く、お金に困った時に売却するなど実用されるアイテムとして人気だったのです。

タイのゴールドを取り巻く環境が大きく変わった

タイのゴールド投資に関して
タイ国内で生産される金がほとんどなくなり、ビジネス環境が大きく変わったことでゴールド投資の価値観も変化しています。すでにタイ国内に流通する金のほとんどが流通した金をリサイクルしたものになっていて、残りはほぼ輸入品になっているのです。
また、ゴールド投資もオンラインが中心になって現物で家に保管する人が少なくなり、アクセサリーなどとして身につける人も減っています。より付加価値が高いものに投資する若者も珍しくないことから、ゴールド離れが進んでいるのです。
2015年にプラユット政権下で、デジタル立国のための「タイランド4.0」が提言され、デジタル化が加速しているという背景もあります。IT技術やテクノロジーの発展の影響でゴールド以外の投資にも簡単にアクセスできるようになり、魅力的な投資対象とは言えなくなっています。

タイ特有の金の信用問題

タイの金は信用度が低く、海外市場で値がつきにくいという問題も抱えています。たとえば、国際規格で22Kと言えば91.6%の純度になります。しかし、とタイ規格では90%以上であれば22Kと呼んでも良く、溶かして加工すればそれだけ量を増やせることになります。
当然国際的な信用度は低くなり、価格が低くなる原因にもなります。タイに金の純度や品質保証をする国際的な組織がないのも問題で、ゴールド投資が盛んで民間にも浸透していた分、規格を国際基準に合わせること自体が難しい状態になっているのです。
国際的な評価が低いため、国際的な銀行で購入し銀行で保管している金はともかく、民間で購入した金を購入して売る場合はタイ国内でなければ難しいという問題があるのです。

タイはゴールド投資のあり方自体が大きく変化している

タイのゴールド投資の注目度は昔に比べ低くなっています。安全資産としての金は価値を持ち続けていますが、富裕層が資産の一部を金にするなど投資している人が限定されます。
一方で、若者や中間層などが金に魅力を感じるケースが少なくなり、取引もオンライン化するなど投資のあり方も変化しているのです。
ゴールドの流通経路が変わって合理化が進み、ムダなコストがカットされていると見ることもできます。それだけ流通しにくくなっているということでもあるため、投資に消極的な人が増えていることに理解が必要です。

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